ゴルトシャッツ

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Date : 2005年11月27日

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「響鬼」という作品になにを求めているのか。

路線変更を余儀なくされたこの作品の感想を書き続けていて、
この問いをよく頭に思い浮かべます。同じ作品を観ていても、10人いれば
10人すべて違うものを求めている。いままで気づかなかったことです。
自分が特撮(とここではあえて限定します)になにかを求めて
観ていることすら、思ってもみなかったことでした。

いままでは自分に合うか合わないか。面白いと感じるかどうか。
ただそれだけで観ていると思っていましたから。
しかしそこに求めているものが得られるかどうかという
隠された真意ともいえる感情があったのだと初めて気づかされました。

それは観ているうちに自分でも知らずに
変化したりもするものなのだろうけど、今回のように路線変更という形で
ハッキリ変えられてしまうと、それが自分にとって核になる要素であればあるほど
納得できなくてすっきりしないのかもしれない。変更してからもう随分経つのに。
わたしにとって「響鬼」を観る上での核=ヒビキの変質を、未だに諦めきれない自分がいる。

そんなことを改めて考えさせられた今週の響鬼。
こんな風に求めているものと違うものをはっきり提示される度、
「もうだめだ」そう思いながら見続けることに意味はあるのだろうか。
でもわたしは最後まで観たい。なんだかくるしい。

先週は久々に「響鬼」を感じさせる雰囲気をかもし出していましたが、
今週はふたたびあたふたばたばた。目まぐるしく変わるカメラワークに
やたらカリカリしたたちばな姉妹&鬼のみなさん。
言ってることはもっともですが、まるでつるしあげのようですね。
そんななかイブキさんだけは、厳しい表情ながらあきらちゃんを信用している
様子を見せていたのがせめてもの救いでした。

そんな不肖のオニ&娘をほって研究にいそしむおやっさん。
前半は猛士としてはあまり役に立っているように見えなかったのに、
ここにきて目の覚める働きを見せています。がんばれ、おやっさん。

明日夢たちが混じったこだまの森での戦闘は、
そこここにつっこむ気力すら萎えさせるモノがありました。
中でも前半で叱った子供たちにこだまの森に向かうことを日菜花が指示し、
現れたふたりに香須実が助けを求めたことで、この作品が持っていた
大切な部分を自ら捨てさった印象です。
「響鬼」のすすむ先にこんな無残な姿が待っていたなんて。
俄かには信じられませんでした。

1度目は虚脱状態で観ていたので、あきらちゃんの最後の台詞も
ほとんど耳に入っていなかった、ということがわかった2度目の鑑賞。
こんなこと言ってたんですね。泣けるじゃないですか。
彼女が憑物が落ちたような表情を見せていて、くもった心が少し晴れました。

「いつか鬼になれるかもしれないふたりに」
この部分にあきらちゃんの心情が凝縮されていて涙腺が刺激されます。
魔化魍への憎しみから鬼になることを選び、憎しみゆえに鬼にならないことを
選択した彼女に、最後まで毅然と他者を気遣う姿を見せ続けさせるなんて
たいした皮肉だよ御大。(すいません心が曇っているんです)

いけない。こんなことばかり書いていたら心に巣くう闇でホラーを呼んでしまう。
(それ違う番組です)

冗談はさておき彼女の在り様と、そんな彼女の意志を汲み
ヒビキに頭を下げるイブキさんの姿が美しかった。胸が熱くなりました。
そしてそんなふたりに感謝の心で頭を下げる弟子の弟子改め鬼の弟子ふたりの姿も。


この感想を書いているうちにちょっとずつ心が晴れてきました。
書くこと書いてスッキリしたのかもしれませんが(実もフタもない)
晴れた心で次週予告を見てみれば、爆笑の連続――違った、面白そうな展開が
待っていますね。

スロー再生するまで、倒れるトドロキがギャートルズみたいな服を
着ているように見えてどんな面白シーンなのか混乱しましたが、
爆破で出来た穴に埋まってました。せっせと掘り返すイブキさんが季節柄、
畑で美味しいものを掘る人に見えてちょっとウケました。(あの?)
その前にザイツハラさんが襲われて轟鬼が割ってはいる描写があったので、
轟鬼、師匠を庇って爆破→師匠、倒れた轟鬼を助けるために変身。
そんな展開になるのでしょうか。あきらちゃんが抜けて鬼も結構大変そうです。

今回で作品としてはふっきれた気持ちになれたので、
どんな展開でもどんとこいです。ザイツハラさんが胸を押えるたび
爆笑できるまで達観した友人の心境に、一歩近づけた気がします。
…望んでなった訳ではありません。そんな友人のつぶやきがいま聞えましたが。

しかしヒビキに対してはまた別なわけで、
出来ることなら演じる細川茂樹氏にはカットされないものまねの腕を磨くより、
1話からふたたび「響鬼」を鑑賞し直してもらいたい。…もらいたい。
氏にとって「役を演じる」ということは、「作品に参加する」ということは
どんな意味を持っているのだろう。最近よく考えます。

でもわたしはまだ諦めない。
目覚めよ(シゲキさんの)熱き魂! …我ながらイタイタしいッス。


10人で観れば10通りの求めるものがある――
そんな訳で今回の感想はこうなりました。わたしは人の意見を聞いて
すぐ感心する単純な人間ですし、自分と違う意見を読むのも楽しいので
いままで同意見かどうかに関わらずTBをさせていただいてました。
そういうものではないのかもしれない、最近気づき始めましたが(遅ッ)
わたしはこのままのスタンスでTBをさせていただけたらと思っています。

なのでつけに行きますよaさんv
たのしそうでなんか嬉しかったです。虚脱状態で読みましたが心が洗われました…。
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プロフィール

たいら/taira

  • Author:たいら/taira
  • ゴールドシャッツ'Goldschatz'
    1996年 ドイツ・タンタウ作出

    Blog歴
    2005年 仮面ライダー響鬼
    感想Blogとしてスタート
    2006年 Blog名変更 
    旧名 -響く鬼ってどんなオニ?-
    2010年 萩野崇さんFan Blog
    - Bush Clover- と統合 

    ~現在に至る

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